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第18回ブレーメン館文化講座のお知らせ [「ブレーメン館」文化講座]

ブログ読者のみなさま

 更新がいつもギリギリになってしまって申し訳ありません。
 例年ですと、9月の札幌は一雨毎に秋の足音が聞こえてくるはずなのですが、今年はあまりその気配がありません。夏の土産と申しましょうか、得した気分もいたします。
 それでは、9月22日に開催します文化講座の概要についてお知らせします。皆さんのお越しをお待ちしています。


題目: フェルメールが見ていた世界
講師: 小林英樹氏(愛知県立芸術大学美術学部教授)
日時: 2012年9月22日(土) 14時-16時
会場: 北海道立文学館講堂(中島公園内)
参加料: 1000円(会員および大学生以下の学生は無料)

講座の概要:
 今回は、冷静にフェルメールの造形としての絵画と向かい合うことに徹したい。フェルメールがなぜすごいのか、どういう点が他の第一級の画家たちの作品に比肩するのか、フェルメールの代表作(初期の作品)を中心に取り上げ、それを明らかにしたい。
 また、日本では、日本を代表するフェルメール研究家によって最初期の《ダイアナとニンフたち》に対して、疑わしきフェルメールのレッテルが貼られてしまっている。しかし、果たして、その判断は正しいのだろうか。今回は、造形的な観点からそのことについても検証を加えていきたい。なお、ワシントン・ナショナルギャラリーにある問題作(非フェルメール)についても簡単に触れる

講師プロフィール:
 埼玉県川越市生まれ。川越(28歳まで)、神戸(37歳まで)、札幌(57歳まで、そして、名古屋(現在に至る)と生活の拠点を変える。芸大の油画専攻卒業以来、絵画を中心に、個展、グループ展などで作品を発表してきた。  1955年ころ、中学校の英語教科書に掲載されていた一枚のゴッホのスケッチといわれるものが、贋作であることに気づいた。その一枚だけであれば放置してもいい程度のものであった。しかし、そのスケッチは、贋作が紛れ込む余地がないところ、すなわち、ゴッホの義妹がゴッホの弟の死後20年以上管理してきたゴッホの書簡の中にあったとされていた。疑問を感じ、調べていくと、義妹が売った90枚あまりのゴッホの作品といわれるものの中にかなりの非ゴッホ、すなわち贋作が紛れ込んでいることに気づき、この事態を放置できず、出版を決意した。それが『ゴッホの遺言』である。その後、ゴッホ関係の著作を5冊も出すことになってしまった。
 いつになるかわからないが、ゴッホの完全版を出すことを考えている。贋作事件の中心人物、義妹の子孫が現ゴッホ財団の理事長であるため、有形無形の抵抗があり、必ずしも易しくはないが…。
 札幌の北海学園大学建築学科に6年在職し、現在は、7年目になるが、愛知県立芸術大学に勤務している。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ファン・アイク、フェルメールなどの作品と絡めたサスペンス系の小説執筆にも関心がある。この夏(8月31日)出版の、『フェルメールの仮面』(角川書店)は、その第一作である。


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